
皆さん、こんにちは!歯科衛生士の町田です!
だいぶ寒さが強くなって参りましたがいかがお過ごしでしょうか?
これからはインフルエンザや胃腸炎などのウィルス性の感染症にかかりやすい季節なので注意が必要ですね。
我が家も1〜3月は子どもたちが相次いで毎年の行事のようにインフルエンザや胃腸炎などの感染症にかかるので、私はいつもヒヤヒヤしています。
インフルエンザや胃腸炎などの感染症にかからないために注意することはどのようなことでしょうか?
手洗い、うがいはもちろんのこと、マスクをして予防している方を多く見かけます。
マスクは感染予防としては良いかと思いますが、インフルエンザや胃腸炎などの感染症などにならないためには、自己免疫力を上げることが必要です。
自己免疫力を上げて、元気に過ごせるようにするにはどうすればよいのかをご紹介します。
どうして寒い季節に感染症が流行するのか?
インフルエンザや胃腸炎などのウィルスは、乾燥した寒い季節が大好きです!
なぜかと言うと、乾燥すると身体の粘膜の防護機能が低下してしまい、さらに寒い季節の方がウィルスは長く生き延びることができるために寒い季節に感染症が流行します。
そこでインフルエンザや胃腸炎などの感染症などにならないためには、身体の粘膜の防護機能が低下しないように自己免疫力を上げることが必要となります。
自己免疫力を上げるために
自己免疫力を上げるために必要なことをご紹介します。
1、睡眠
人は眠る事で自律神経のバランスを取っているため、睡眠不足では免疫機能が低下してしまいます。
1日の睡眠時間は最低でも6時間はとっていただきたいです!
もし時間的に足らなければ昼寝等で補いましょう。
因みに病気になりにくい睡眠時間は7時間といわれています。
2、運動
免疫力を高める効果が抜群なのが運動です。
筋肉を動かすことで発熱し、血行が良くなる。またリラックス効果もあり質の高い睡眠にも有効です。
しかし、現代人は圧倒的に運動不足。 デスクワークばかりでは身体が冷えてしまいます。
意識して身体を動かしましょう!
そのほかにも、お風呂、爪揉み、呼吸などがあります。
3、食事
消化管は副交感神経の支配下にあるため、人間は食べる事でリラックスします。
交感神経優位(緊張状態)でストレスの多い人は、早食いであまり噛まない傾向があるので意識してゆっくりと噛んで食べるように心がけてください。
甘いものは、リラックス効果はありますが、吸収が早いので効果が切れるとかえってイライラしてしまうので気をつけましょう。
免疫力アップには身体を温めることも大切です。
身体を温める食べ物
【食物繊維を取ろう!】
交感神経優位状態では、大腸ガンの原因の1つである便秘になりやすいので、きのこ、ごぼうなど食物繊維を摂りましょう。
【玄米と野菜のミネラルが身体をポカポカに】
健康的な食事の基本は玄米菜食。
白米より栄養価の高い玄米と野菜中心のおかずの組み合わせが身体を温めましょう。
【発酵食品で豊富な栄養と発酵パワーを!】
納豆、つけもの、ヨーグルトなどの発酵食品には納豆菌や乳酸菌などの微生物が豊富な上に、酵素の力も得られます。
【酸味や薬味で上手に刺激を与える】
酸っぱいもの、苦いもの、辛いものは副交感神経を刺激してくれる。…ショウガ、しそ、レモンなどが効果的です
【栄養素のバランスがいい丸ごと食品】
頭から尻尾まで食べられる小魚や玄米などの「丸ごと食品」には栄養がバランス良くふくまれているので、効果的です。
口腔内を清潔に保つ
ここで大事な事‼ それは、口腔内を清潔に保つことがとっても大切です!!
第1の消化管と言われる口は細菌やウィルス、がん細胞など身体にとって異物と侵入口でもあり、侵入を防ぐバリアでもあります。
近年の研究で口腔のような粘膜組織には独自の免疫システムがあることが分かってきています。
しかし、せっかくの優れた口腔内の免疫システムも口の中が汚れていてはその効果が十分に発揮できません。
65歳の高齢者を対象に普通に歯磨きをしたグループと、歯間ブラシ等を使って入念に口腔ケアをしたグループ比較した研究では、念入りにケアしたグループの方がインフルエンザの罹患率が10分の1以下だったと言う報告があります。
さらに、別の研究では、1日2回以上歯磨きをする人は、1日1回しか歯磨きをしない人に比べると、口の中や食道のガンになるリスクが3割低いことが報告されています。
免疫力アップやガン予防のためにも、口腔ケアをしっかり行いましょう。