
こんにちは。歯科衛生士の町田凡子です
先日健康管理士のセミナーへ、当医院のトリートメントコーディネーターの増田さんと行ってきました。
今回はグルテンフリーについて少しお話ししたいと思います。
「グルテンフリー」という言葉は聞いたことはありましたが、内容は全く知らなかったので、とても勉強になりましたし、有意義な時間を過ごせました。
また以外と知らない、グルテンフリーを誤解されている?方もいるかと思いますので少しグルテンフリーについて書きたいと思います‼

グルテンフリーとは!?
小麦や大麦などに含まれるタンパク質の一種で、グルテリン、グリアジンが水と合わさり練るとグルテンになります。
このグルテンを取り除いた食事をグルテンフリーと言うそうです。
私たち日本人は元々、お米を主食として生きてきました。
そうです!!最近、太ると敬遠される炭水化物です。ですが、1日に必要な栄養素としてこの炭水化物は実に6割占めています。
その理由としましては、炭水化物は身体のエネルギー源となる糖質と小腸で消化吸収し排泄されるときに必要な食物繊維が含まれているからです。
ですが、今はパンやうどん、ラーメン、パスタなど麺類等を食する機会が多くなりました。
お米は米そのものを炊飯してたべますが、パンや麺類は小麦からできています。私たちの身近にある小麦粉は精製されて加工されてできます。
この精製から加工の段階でほとんどの食物繊維がなくなってしまうと言われています。
ですから、グルテンを過剰摂取してしまうと人によってはグルテンにより、小腸の粘膜が攻撃(炎症)され下痢、便秘、膨満感、潰瘍、ガン、人によっては骨が痛くなるなんてこともあるそうです。
ときどき、今日は少しで止めとこう!と心に決めて食べ始めたけど、ついつい食べちゃった!なんてことありませんか?
これは、先に述べたグリアジンに中毒性があるからです。
グルテンは身体に悪いの?
いえいえ、そんなことはありません。
講師の先生もおっしゃっていましたが、そもそも、このグルテンフリーという食事法は以前からありました。
セリアック病(自己免疫疾患)やグルテンに対してアレルギーや過敏症がある方にあった食事法で、とあるスポーツ選手がこのグルテンフリーを行ったことで成績が劇的にアップし、身体の調子も良くなりダイエットにも成功した事で話題になり、海外のセレブから日本へはいってきたとおっしゃっていました!
でも、実はこのスポーツ選手はもともとグルテンアレルギーだったそうです。
そして14日間試したところ身体に良い働きが起きたといいます。
実は、このグルテンアレルギーは5人に1人は持っていると言われています。
特に病気というわけではないけど、疲れが取れない。浮腫む。など、何か身体に不調があればグルテンを取りすぎての不調かもしれません。
14日間グルテンフリー生活を送ってみてはいかがでしょうか?
グルテンフリー生活で、体が劇的に良くなった方は向いている食事法かもしれません。
グルテンの効果効能
小麦を減らすことで肥満防止に効果があるといいます。
アミノペクチンA(デンプンを構成させる成分)というものが血糖を急上昇させます。
そうすると膵臓からインシュリンが沢山排出されることで血糖を早く下げようと働くのですが、過剰に出たインシュリンは内臓脂肪となり、また血糖が下がるとお腹が空く。
そうするとまた食べてしまうという悪循環に繋がります。
このアミノペクチンAは炭水化物である米にも含まれているのですが、他の炭水化物を多く含む食品に比べてお米は必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。
また、米は粒食のためパンや麺に比べて咀嚼回数を必要とします。そのため米の消化、吸収は緩慢となりインシュリンの分泌をあまり刺激しません。
また米そのものには塩やコレステロールは含まれておらず、食物繊維と同様な働きをする難消化性デンプンが多く含まれていますので生活習慣病などの予防に有効であると言われています。
ですから、パンや麺類を食べてはいけない…ということでなく、何でも適量!!ということが大事だと思います。
まだまだ寒い日が続きますが皆様、体調管理にはお気をつけ下さいね。
歯科衛生士 町田凡子
【資料】
お米を食べて健康増進|人間総合科学大学
健康栄養学科講師 梅國智子先生